自律神経失調症を東洋医学で見ると、、、
2023/10/20カテゴリー:スタッフブログ,鍼灸治療
ストレスなどが原因で、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れて出る様々な症状。
自律神経失調症は、自律神経がストレスによって正常に機能しないことによって起こるさまざまな症状の総称です。
神経は「中枢神経」(脳と脊髄)と体中に張り巡らされている「末梢神経」に分けられます。
末梢神経は意思によって身体の各部を動かす「体性神経」と意思に関係なく刺激に反応して身体の機能を調整する「自律神経」に分けられます。暑いときに手で仰ぐのは体性神経、汗が出るのは自律神経の働きです。
この自律神経は、交感神経と副交感神経という逆の働きをする2つに分かれています。交感神経は身体を活発に動かすときに働き、副交感神経は身体を休めるときに働きます。これらが互いにバランスを取りながら身体の状態を調節していますが、このバランスが崩れることがあり、その原因として、不規則な生活によって自律神経が興奮し続けたり、ストレスによる刺激、更年期におけるホルモンの乱れ(更年期障害)、先天的要因などが挙げられます。
全身的症状としてだるい、眠れない、疲れがとれないなど、器官的症状として頭痛、動悸や息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなど多岐にわたります。
精神的症状として、情緒不安定、イライラや不安感、うつなどの症状が現れることもあります。
治療法として、ホルモン剤などによる対症療法や睡眠の周期を整える行動療法などがありますが、ストレスのコントロールと生活習慣の改善(規則的な睡眠と食事)が最も大切なことです。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-082.html
このように様々な症状が出ておりストレスなどが要因と考えられております.
では次に東洋医学ではどのように考えているのでしょうか?
心火旺、心火上炎、心火亢盛
東洋医学では心は神を司ると言われており精神活動を統括する最高機関となっています.
この場合の症状は寝付けない、夢が多い、顔面紅潮、じっとしていられない、動悸、胸が暑苦しい、口渇などがあり舌が特に舌尖に紅くなります.
肝は血を蔵すると言われており血を全身に巡らせ必要なところに血を集中させる働きがあります.また気の流れをよくするという作用があり情緒に関係しておりストレスによる影響も大きい臓腑となります.
肝血虚
肝鬱気滞
肝火上炎
新装版中医学入門 神戸中医学研究所編 東洋学術出版社出版
このように東洋医学から見た自律神経失調症は様々な病態があります.
そこで東洋医学の診察では舌診、脈診、腹診を行い問診では便の状況など詳しく聞いていきます.
家で行える養生は毎日20分ほど散歩を行う.
趣味を楽しくやるなど精神的な楽さあればなんでもオッケーです!
もしこれらをやってみて改善がなければ長島治療院にご連絡してください!
東洋医学で体を見て個々にあった鍼灸治療を行なっていきます!
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