成長期にみられる痛み【骨端症】とは?
2019/06/22カテゴリー:スタッフブログ,ストレッチ,ブログ,肘のスポーツ障害,膝のスポーツ障害,記事
こんにちは!!
守口・北浜のA.T.長島治療院です(^O^)/
突然ですが、皆さんは【骨端症】という言葉を聞いた事はありますか?
あまり耳にしたことがない方でも、“オスグット”は聞いた事がある方は多いのではないでしょうか?
成長期の子供にみられる膝の痛みで、特にスポーツをされているお子さんの親御さんは耳にした事があると思います。
そのオスグットも骨端症の一つです。
今回は、ジュニア世代にみられる、骨端症についてご説明します(^^♪
成長期の身体の特徴
成長期は大人になるための準備段階であり、成人と全く同じ身体という事ではありません!
まず初めに簡単に成長期の身体の特徴を説明しておきますね!(^^)!
“身長が伸びる”という事は、“骨が伸びる”という事です。
成長期の骨は骨幹部と骨端部に分かれていて、その間に骨端線と呼ばれるものが存在し、
また、骨端部には成長軟骨が存在し骨の長さを出す役割を担っています。
骨端線、骨端部は骨の成長にはとても重要な部分になりますが、成長を重ねている間は、
とても負荷に弱く、膝や踵の痛みが出やすい状態になっています。
骨端症とは
成長期のお子さんの身体の特徴が分かったところで本題の骨端症について説明していきますね!
先ほどお話しした、骨端部に存在する成長軟骨はスポーツ動作などにより、
繰り返し引っ張られたりする事で傷つきます。
この傷ついた部分が成長軟骨からはがれてしまうと、
このはがれた部分が本体の骨とぶつかったり、
こすれたりして炎症が起こり、痛みや腫れを引き起こしてしまい、この状態を骨端症と言います。
代表的な骨端症
では、次にジュニア世代のスポーツ選手によく見られる代表的な骨端症を3つ、ご紹介します!
①オスグッド病
オスグッド病は、最初にも書きましたが、成長期のお子さんの親御さんはよく耳にした事がある方は多いとおもいます。
これは、小学校高学年〜主に中学生に好発する膝の痛みで、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)の柔軟性がないと、
その筋肉の付着部でもある膝の下にある骨(脛骨粗面)が引っ張られ、成長軟骨がはがれる状態です。
②野球肘
名前の通り、野球少年に多くみられる骨端症で、繰り返す投球動作によって肘に痛みが出現します。
また、そのままほっておくと骨が壊死したり、剥がれてしまうこともあります。
③シーバー病
シーバー病はオスグット病と同じくらいに多い骨端症で、小学生中学年に発生しやすく症状としては踵の痛みがみられます。
また、オスグット病のような明らかな変形が見られることはありません。
ランニングの着地時やけり出しの際に、踵骨(かかとの骨)に付いている下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)の筋力で引っ張られる事で骨端症となります。
予防法・治療法
骨端症は、年齢とオーバーユース(使いすぎ)が原因である事が多いので、
成長期には、練習量や練習方法を考える慎重に考える事が大切です。
他にも、ストレッチ不足が原因である事も多いので、練習前・練習後にはしっかりと
ストレッチも行いましょう!!
①大腿四頭筋のストレッチ
②前腕群(うで)のストレッチ
③下腿三頭筋(ふくらはぎ)のストレッチ
当院では、トレーニングルームもあるので、上のような、正しいストレッチ法やトレーニング法などもお伝えさせていただきます!
何か分からない事があれば、いつでもスタッフにお尋ねくださいね(^^♪
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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