頭が痛くなったら冷やす?温める?〜頭痛の原因と対処法とは?〜
2017/05/18カテゴリー:スタッフブログ,姿勢改善・ピラティス,肩こり,記事,鍼灸治療
つらーい頭痛にお悩みの皆さん、
頭が痛くなったとき、どうやって対処していますか?
頭痛の種類によって痛みの程度や痛みの出るタイミング、対処法なども変わってきますので、自分の頭痛がどのようなものなのか知ることはとても大切です。
頭痛の種類と特徴
【別の原因疾患による頭痛】
・突然今までに経験したことのないような頭痛が起こる
・徐々に痛みが強くなる
・発熱がある
・手足のマヒやふらつきがある
・めまいや嘔吐を繰り返す
別の原因疾患による頭痛はその疾患ごとに痛みの発現するタイミングや部位、その他の症状なども変わってきます。
【慢性頭痛】
長期に渡り繰り返されているものが多い
緊張型頭痛
長時間のデスクワークなどによる頭部の筋肉の緊張や、精神的ストレスで起こる。
・頭の周りを何かで締め付けられるような鈍い痛みが持続的に起こる
・目の疲れ、倦怠感、めまいを伴うことが多い
・入浴や飲酒で痛みが和らぐ
片頭痛
・ズキンズキンと脈打つような激しい痛みが続く
・吐き気や嘔吐を伴うケースが多い
・音や光に過敏になる
(普段は気にならない程度のまぶしさ、テレビの音や話し声がうるさく感じられる)
・痛みに左右差がある
・入浴などで温めると痛みが増す
群発性頭痛
発作性の痛みで、気圧の変化やアルコール摂取、ある部分への刺激により起こる
群発期に入ると1から2か月毎日1時間程度の痛みが続くと言われています。
・片側の目の奥がえぐられるような激しい痛みが起こる
・明け方の決まった時間に起こりやすく、痛みで目が覚めることもある
・飲酒により痛みが起こる
・登山や飛行機に乗るなど、気圧の変化を受けると痛みは起こる。
神経痛
・神経の支配領域に沿って痛みが起こる
・数秒で痛みが治まる
頭痛にもたくさん種類はありますが、このようにそれぞれに特徴があります。
改善方法
当院に来られる患者さんにも頭痛を訴えて来られる方も多くいらっしゃいます。
当院に来られる方の中では、慢性頭痛の中でも緊張性頭痛の方が多く見られます。
緊張性頭痛は肩、首周りの筋肉の緊張から広がっていくため、肩こりの症状を訴えている方に目の疲れやめまいなどと共によく見られる症状です。
この緊張性頭痛の対処法は、
・首周りを温める
・入浴する
・ストレッチや軽い運動をする
など、身体を温めたり血流の改善を促すと、緊張している筋肉も緩みやすくなるので頭痛の改善にも繋がります。
だからと言って、「頭痛=温めれば治る」という訳ではありません。
片頭痛では、血流を良くしてしまうと、より頭痛が悪化することがあります。
片頭痛の症状が現れた時には、
・静かで暗い部屋で横になってゆっくり休む
・脈打っている部分を氷で冷やす
こういった対策を取りましょう。また、片頭痛でも痛みのないタイミングで首・肩まわりの筋肉の緊張を緩めていくと、頭痛が起こりにくくなります。
群発性頭痛
群発期に入ると特定の刺激で痛みが発現してしまうので、
・アルコールは控える
・湯船には浸からずに、シャワーで済ませる
発作が起こってしまったら、
・鎮痛薬を飲む
・痛むところを冷やす
・酸素吸入を行う
また、群発期に入ってしまうと厄介なので、予防薬もあります。
別の原因疾患による頭痛
慢性的な頭痛ではなく、別の原因疾患が疑われる場合は専門医に診てもらうことをお勧めします。
当院では、筋肉の緊張をとるために鍼灸治療やハイボルテージ治療、姿勢改善のために骨盤矯正のコースやピラティスなどのトレーニングコースもご用意しております。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
一覧へ戻る
おすすめの記事
-
- その他,スタッフブログ,肩こり,記事
-
- スタッフブログ,ブログ,美容鍼,肩こり,記事,鍼灸治療
Facebookからコメントする