転倒した際に注意!!肩関節脱臼とは?
2016/12/12カテゴリー:スタッフブログ,肩のスポーツ障害,記事
負傷者続出のサッカー日本代表。
中でも新聞やニュースとして大きく取り上げられているのは香川選手の肩関節脱臼ではないでしょうか?
肩関節脱臼ってどれくらいで復帰できるものなの?
肩関節脱臼って手術しないと治らないの?
などたくさん疑問があるかと思います。
まずは肩関節脱臼とはどういうものか、ご紹介致します。
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肩関節脱臼は、ラグビーなどコンタクトスポーツをされている方や野球・スキー・スノーボードで手をついて転倒してしまった場合などによく見られます。
スポーツをされていない方でも、転倒してしまった時などに肩を脱臼してしまうケースは少なくありません。
肩関節とは?
肩甲骨と上腕骨が作る関節になります。
肩関節は、腕を上げたり捻じったりと様々な動きをすることが可能です。
様々な動きができてしまう為脱臼してしまいやすくなります。
その他にも、周りを補強している靭帯などに緩みがあったり、関節の固定を筋肉でカバーしていたり、身体の表面上にあり外力を受けやすいのも脱臼しやすい理由になります。
反復性脱臼になってしまった場合、比較的軽微な外力で起こるようになり、ちょっとした動作で脱臼してしまったり不安感があることが多いです。
ひどい場合は、日常生活や就寝時の寝返りで脱臼してしまう場合もあります。
2回目の脱臼を起こさないためにも、しっかりとした治療とリハビリが必要になります。
成人の方に多く見られ小児に発生することはまれです。
当院でのリハビリ
(肩関節可動域訓練)
また、肩周辺の筋力低下や機能低下していることがあるので、チューブなどを使い改善していきます。
筋力低下や機能低下を残してしまうと、関節の動きがスムーズにならず、痛みが誘発してしまいます。
(棘上筋トレーニング)
脚でチューブを踏み親指を上にして握ります。
腕の位置は真横ではなく、少し前に出して行います。
脇がしまっている状態から30°ぐらいまで肩を軸に半円を描くように肘を伸ばしたまま腕を挙げていきます。
肩の上あたりがジワーッと温かくなってきたら、インナーマッスルに効いています。
※腕を挙げすぎてしまうとインナーマッスルではなく、アウターマッスル(表面の大きな筋肉)を使ってしまうので小さな動きで行いましょう。
(棘下筋トレーニング)
脇を閉じ肘を90°に曲げてチューブを持ちます。
※チューブを引っ張る時は手首に力を入れないように気を付けてください。
肘を回転軸の中心にして、身体の外側に向かってチューブを引っ張ります。
動かしているときに肩関節の骨がコロコロ動いている感じと肩の後面あたりがジワーッと温かくなってきたらインナーマッスルに効いています。
(肩甲下筋トレーニング)
脇を閉め、肘を90°に曲げてチューブを持ちます。
肘を回転軸の中心にして、身体の方へ引き寄せます。
動かしているときに肩関節の骨がコロコロ動いている感じと肩の前・後面あたりがジワーッと温かくなってきたらインナーマッスルに効いています。
※引っ張る時・戻す時どちらもチューブの抵抗を感じながらトレーニングを行います。
戻すときに、チューブの縮む力の勢いで戻してしまいがちですが、戻すときはゆっくりと戻していきます。
当院では、ストレスとなっている原因を見つけ出し、根本的な治療を心がけており、怪我の程度や競技種目・ポジションなどを考慮し、日常生活やスポーツ復帰した際に、怪我をした同じ状況になっても怪我をしないような強さや怪我をしない身体の使い方の獲得を目指し、リハビリを進めていきます。また、当院は整形外科の紹介も行っておりますので気軽にご相談ください!
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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