多くの野球選手を苦しめる腱板損傷とは!?
2016/08/25カテゴリー:スタッフブログ,肩のスポーツ障害,記事
腱板損傷!1度は、耳にしたことがあるのではないでしょうか?
野球などオーバーハンドスポーツをされる方に、よく起きるケガになります。
スポーツをされていない方でも、転倒した際に手をついて損傷ししまうこともあります。
腱板とは、回旋筋腱板とも呼ばれ、肩甲下筋・棘上筋・棘下筋・小円筋からなり肩の関節を安定させる筋肉になります。
発生機序
腱板断裂は1回の外力で発生するものと、加齢などによる変性に加え、腱板の弱い部分に繰り返しの張力がかかり、変性が進行し断裂してしまうものがあります。
(1)肩部の打撲などによる損傷
(2)手や肘をついて、腱板が挟み込まれて断裂
(3)投球・投てきによる使いすぎ
(4)中高年では1回の外力でなく、使いすぎによって擦り切れるように損傷する
(5)その他にわずかな外力、例えば電車の吊り革をもっているときの急停車などにより発生する
症状
(受傷時)受傷時に鋭い疼痛を感じ、数時間で軽快するが、その後さらに激痛を発するものがある
(運動時)肩を挙げると痛みが生じる
就寝中痛みで目が覚めることが多い・肩を挙げて保持することができない・筋力低下や筋委縮が見られる。
治療法
当院では、初期時にはアイシングなど炎症症状を抑える施術を行っていきます。
炎症期が、収まれば関節可動域やトレーニングを行っていきます。
当院でのリハビリ
炎症が起きている場合は、積極的に動かさずアイシングなどし、安静にします。
炎症がおさまれば、まず関節可動域を獲得していきます。
〈棘下筋トレーニング〉
炎症が長ければ、腱板や肩甲骨周りの筋肉硬くなってしまいます。
可動域を出すためにも、しっかりと肩甲骨の動きを獲得しておく必要があります。
〈肩甲骨ストレッチ〉
関節可動域の改善・筋機能の改善と共に、行っていかないといけないのが『動作の改善』です。
野球など投球動作を繰り返し、怪我された場合は『投げ方』に問題があることが多く、日常生活の中で場合は肩甲骨との関連や姿勢などが要因となってきます。
肩に対し、ストレスが在り続ける限り、関節可動域・筋機能を改善したとしても痛みが誘発されてしまいます。
動作自体に問題があるのか、肩以外の柔軟性・筋力に問題があるのか見つけ出し、治療・リハビリする必要があります。
〈体幹トレーニング〉
〈投球指導〉
当院では、ストレスとなっている原因を見つけ出し、根本的な治療を心がけており、、怪我の程度や競技種目・ポジションなどを考慮し、日常生活やスポーツ復帰した際に、怪我をした同じ状況になっても怪我をしないような強さや怪我をしない身体の使い方の獲得を目指し、リハビリを進めていきます。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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