交通事故の怪我で一番多いのは足の怪我?
2017/08/12カテゴリー:むちうち施術情報,ピックアップブログ,交通事故・むち打ち,捻挫・肉離れ・打撲log,記事
皆さん、交通事故の怪我の中で一番多い怪我は
ムチウチと思っていませんか??
実はムチウチより多い怪我があるのをご存知ですか??
それは、足の怪我です!!
交通事故による足の怪我といえば…
例えば、事故の衝撃で足元のダッシュボードに足をぶつけることにより膝蓋骨(膝のお皿)骨折や後十字靭帯損傷、股関節後方脱臼、足の打撲などがあります。
また、これらの損傷をダッシュボード損傷と言います。
他には車のバンパーが衝突して起こる骨折の事をバンパー骨折といいます。
今回はこの二つについてお話していきたいと思います。
バンパー骨折
一般に歩行者と自動車との衝突では、ちょうど車のバンパー部分が歩行者の膝あたりに位置し膝周辺の内出血、皮膚や筋肉の損傷、骨折がみられます。
歩行者の後ろから自動車が衝突すると、膝の屈曲作用により骨折よりも筋肉の損傷が起こる可能性が高いのですが、前や横からの衝突では骨折が起こりやすいと言われています。
それでは、具体的にどのような骨折が起こり得るのでしょうか?
大腿骨顆部骨折
助手席のダッシュボードが膝に衝突した際にも起こり得る骨折ですが、膝に近い太ももの骨の端の部分が折れます。
診断としては「大腿骨遠位骨折」などと言われることもあります。
<症状>
○激痛
○腫れ
○可動域制限
○膝関節の異常な動き
<治療法>
折れた骨があまりズレていなければギプス固定を行いますが、現在の治療法では膝関節の拘縮や機能障害を防ぐために手術療法を適応することが多いようです。
また、術後は早期に膝関節を動かして可動域訓練を始めます。
ダッシュボード損傷
その中でもよく起こりやすいのが
膝蓋骨骨折
全骨折の中で1%の割合を占める骨折…たった1%とお思いですが、これはめちゃくちゃ多い数値です。膝蓋骨は太ももの骨と脛の骨で構成する膝関節を守る大事な骨の為、転倒した際はまず初めに損傷する為骨折しやすいです。
膝蓋骨骨折の受傷機転としては、転倒による膝からの着地やダッシュボード損傷、転倒あるいは転落時に膝関節の屈曲と太ももの筋肉の収縮が同時に起こることにより発生する事が多いです。
<症状>
・関節内の血腫による腫れ、圧迫感。・骨折部の限局的な圧痛。
・お皿を覆っている膜が破れ、お皿も完全に折れている場合
皮膚の陥?凹が触れる。
・自分で膝を伸ばす事が出来ない。(完全骨折場合)
・転倒などによる損傷は、膝前面の皮膚も損傷している事が多い。
<治療法>
保存療法と手術療法に分けられ、保存療法ではギプス固定にて3?4週間固定(固定初期からギプス固定下での荷重歩行は行っていきます)
手術療法では、骨折部分の開き具合が3?4ミリ以上のあるいは骨折部分の段差が2?3ミリ以上あれば手術適応にになります。
〈予後〉
長期固定によ関節拘縮や太ももの筋萎縮、歩行困難などが認められた場合、リハビリが困難になる事があります。
また、お皿の関節面に傷がつくと、関節の適合性が悪くなる為後々変形性膝関節症にことがあります。
当院での治療は…
骨折の治療に対してLIPUS(低出力超音波パルス)という機械を患部に当てます。これにより骨折の癒合を促進し早期回復を目指します。
また、LIPUSはしっかりとしたエビデンスが認められており、一日20分患部にLIPUSを照射することで約40%骨折の癒合を促進するとも言われています。
なのでまずしっかり骨癒合を図り、固定が外れたら可動域訓練や筋力強化を行い、早期復帰に向けてお手伝いさせて頂きます。
当院は、痛みの治療だけでなく、競技への復帰や競技のパフォーマンスアップまで個別に対応させていただきます。
痛みがなくなったから練習に参加する、試合に出るという形で復帰すると、再受傷や他の部位の怪我にも繋がります。
しっかりとリハビリを行い、怪我をする以前よりも良い状態になって復帰することで、受傷前の状態以上に良い状態でプレーをすることも可能になります。
骨折だけでなく、他の疾患の治療、リハビリも可能ですので、気になる症状のある方は是非当院にお問い合わせください。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
?
守口院
〒570-0028
守口市本町2-1-12
TEL 06-6998-7801
地下鉄谷町線守口駅から徒歩3分
京阪本線守口市駅から徒歩3分
北浜院
〒541-0046
大阪市中央区平野町2-2-9ビル皿井1F
TEL 06-6231-6505
地下鉄堺筋線北浜駅から徒歩3分
京阪本線北浜駅から徒歩6分
地下鉄堺筋線堺筋本町駅から徒歩8分
地下鉄御堂筋線、京阪本線淀屋橋駅から徒歩15分
一覧へ戻る
おすすめの記事
-
- スタッフブログ,トレーニング,膝のスポーツ障害,記事
-
- むちうち施術情報
Facebookからコメントする