私の息子(娘)が手を上げようとしない・・・
2016/06/18カテゴリー:スタッフブログ,ブログ,記事
? 【肘内障】
起きてきた時から腕を上げようとしない、腕をダラ?ンとしたまま肘を曲げようとしない。
手を不意に引っ張った時から急に泣き出した。
そのような内容を訴えて、お母さんが子供さんを連れて来院される事が多々あります。
肩の脱臼と間違える方も多いですが、肩を触っても痛がらず、肘を触ったら痛がる場合は、肘内障を疑います。
しかし、赤ちゃんの場合痛いと言えるはずがありません!
その際は子供さんの手のひらの向きを確認して頂くと、手の甲が正面を向いたままダラ?ンとしている時は肘内障と判断できるポイントでもあります。
●肘関節構成
肘関節の構成は、上腕骨、橈骨、尺骨の3つの骨で構成されています。橈骨が関節から外れないように橈骨輪状靭帯という靭帯があります。その橈骨が輪状靭帯から亜脱臼してしまったものを、肘内障と言います。
●好発年齢
2?4歳
●原因
保護者の方が子供の手の甲を上に向けた状態で手を引っ張った際に起こります。引っ張った際に発生する事から、pulled elbow syndrome (肘引っ張り症候群)と呼ばれたりもします。
または、外力なしに手の甲を上にした状態で体の下に敷いて寝た際に、自重で引っ張られて発生する場合もあります。
●治療法
医療者が、亜脱臼している部分を正確な位置に整復をしなくてはいけません。しっかりと整復が完了すると、腕を上げるようになったり、手を使うようになれば整復は完了している証拠になります。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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