スポーツ活動時や交通事故に良く発生する肩鎖関節脱臼とは!?
2016/05/18カテゴリー:スタッフブログ,記事
スポーツ活動中や交通事故に、多く発生する肩鎖関節脱臼を紹介します。
肩鎖関節脱臼とは、外力によって肩関節の一部を構成する肩鎖関節が正常な位置から脱臼してしまう事をいう。
〈肩鎖関節脱臼の分類〉
第一度:関節包や肩鎖靭帯の部分断裂はあるが関節の安定性は良好(捻挫)
第二度:関節包や肩鎖靭帯は完全断裂していて関節は不安定(亜脱臼)
第三度:関節包・肩鎖靭帯・烏口鎖骨靭帯が完全断裂していて関節は不安定性(脱臼)
〈発生機序〉
交通事故時の肩からの転倒やスポーツ活動中では転倒により肩から地面に衝突したり、ラグビーなどでは相手にタックルに行った際に肩の頂点が相手と接触した時に発生しやすくなります。
〈症状〉
鎖骨の外側が階段状に突出して見える、関節部分を押すと痛む、肩を上に挙げたり横に挙げる動作で制限がある
〈治療法〉
受傷直後は、アイシングを行い固定をして安静にしてください。
第一度・第二度損傷では、保存療法として固定を行います。痛みが軽減すると可動域訓練や筋力強化を行っていく。保存療法で行う場合継続的固定が困難な場合が多く外観上気になる人が多くいます。
第三度損傷では、手術療法で行われることが多い。
アスリートの場合は、肩鎖関節脱臼に対して治療方法はさまざまなケースが多い。肩鎖関節脱臼が整復されずに放置され脱臼位になっていても全く障害を訴えない場合もあれば、疲労感・違和感・疼痛などを訴え競技能力を低下させてしまう場合もある。
〈リハビリ〉
棘上筋トレーニング
①小指を上にしチューブ(500mlペットボトル)を持ち身体の横に腕をおろします。
②①の状態から真横ではなく、少し前(身体の横から30度ほど前)にあげます。この時、上げすぎず脇と身体の角度が30度ほどまであげます。上げすぎるとアウターマッスルを使ってしまいますので少しあげるだけで大丈夫です。
※この動作をゆっくりと15?20回を繰り返してください。このとき肩が上がらないように注意してください。肩の上のあたりがジワーッときてたら大丈夫です。また、小指を上にしてすると痛みが出る方は親指を上にして行ってください。
この他にもいろいろとトレーニングを行っていきます。
詳しくはは下記のページをご覧ください
《今すぐ実践》スポーツトレーナーが選ぶ、自宅でもできる肩関節インナーマッスルの3つのトレーニング
当院では、肩鎖関節脱臼を疑った場合、専門機関を紹介いたします。
また、当院で使用している、LIPUS(低出力超音波パルス)は鎖骨骨折の治療にも大変有効で、治癒を促進する効果があります。
また、LIPUSはしっかりとしたエビデンスが認められており、一日20分患部にLIPUSを照射することで約40%骨折の癒合を促進するとも言われています。
なのでまずしっかり骨癒合を図り、固定が外れたら可動域訓練や筋力強化を行い、早期復帰に向けてお手伝いさせて頂きます。
当院は、痛みの治療だけでなく、競技への復帰や競技のパフォーマンスアップまで個別に対応させていただきます。
痛みがなくなったから練習に参加する、試合に出るという形で復帰すると、再受傷や他の部位の怪我にも繋がります。
しっかりとリハビリを行い、怪我をする以前よりも良い状態になって復帰することで、受傷前の状態以上に良い状態でプレーをすることも可能になります。
骨折だけでなく、他の疾患の治療、リハビリも可能ですので、気になる症状のある方は是非当院にお問い合わせください。
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監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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