《なんでも湿布は大間違い!!》応急処置の基本中の基本、アイシングの目的と方法
2017/08/10カテゴリー:ふくらはぎのスポーツ障害,ふくらはぎのスポーツ障害,スタッフブログ,捻挫・肉離れ・打撲log,肘のスポーツ障害,肩のスポーツ障害,腰のスポーツ障害,膝のスポーツ障害,記事
「ここに来る前に氷で冷やしたりされましたか?」
「はい、湿布貼ってます!」
「はい!自宅にあった保冷材で冷やしました」
よく言われます。
このような方、実際多く来院されます(´・ω・`)
早く治そうと頑張っておられるのに、もったいない(´・ω・`)
本当に効く、簡単応急処置お教えします!!(*’▽’)
家にあるもので、簡単に出来て、とても効果がある応急処置。
それが、“アイシング”!!(^_-)-☆
名前は知ってるけどやったことはない…
知っているけど面倒でやらない…
そんな方も多いのでは?
今日は目的と方法についてお話します☆(^^♪
*********************************************************
【アイシングの目的】
アイシングは二次的低酸素障害という、怪我をした所の周りにまで広がってしまうダメージを最低限に抑え、怪我の治りを早めることが目的です。
氷で冷却することによって、血管が収縮し、怪我をした箇所やその周辺の血流を減らし、内出血などの影響を最低限に食い止めることができます。
【アイシング方法】
アイシングは基本的に怪我をしてから72時間
1回15〜20分で休息を40〜45分程度取りながら。冷やし続けることが基本です。
氷嚢、バンテージがない方は、当院でもご購入いただけますし、ビニール袋に氷を入れて空気を抜いていただいても問題ありません。
製氷機で作る氷は0度ですが、自宅などで作る氷は0℃以下になるため氷と一緒に少し水を入れ表面を溶かしておくのが凍傷を防ぐポイントです☆
【保冷剤がなぜダメなのか!?】
保冷剤は化学製品の為、0℃以下にまで下がってしまい、凍傷の可能性があるため、アイシングには向きません!
①低温やけどの可能性があり、皮膚状態が悪化し、治療の妨げになってしまいます。
②深部まで冷えていないので、アイシングになっていない。
③形状的に患部に当たるので神経圧迫等悪化させる可能性がある。
【湿布ではなぜダメなのか】
湿布には鎮痛成分などは配合されていますが、温湿布、冷湿布は、あくまで冷感、温感であり、実際の冷却効果はほとんどない為、氷の代用品としては使用できません。
アイシングの合間の時間、氷で冷やせない仕事中、就寝中などの時間帯には湿布薬を使用し、アイシングとの併用をオススメします。
**************************************************************
このように、間違って認識されている方が大変多いですが…..
「怪我をされてから冷やしましたか?」
「はい、湿布貼ってます!」や
「はい!自宅にあった保冷材で冷やしました」
は間違いなのです(´・ω・`)
しっかり氷で冷却してください(‘◇’)ゞ
応急処置の基本中の基本であり、今後の治癒にも大きく響いてきます。
アイシングについてわからないことなどございましたら、当院のスタッフまでお問い合わせ下さい!!☆
当院では、ストレスとなっている原因を見つけ出し、根本的な治療を心がけております。
怪我の程度や競技種目などを考慮し、日常生活やスポーツ復帰した際に、怪我をした同じ状況になっても怪我をしないような強さや怪我をしない身体の使い方の獲得を目指し、リハビリを進めていきます。
また、当院は整形外科の紹介も行っておりますので怪我でお困りの方はお気軽にご相談ください!
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
一覧へ戻る
おすすめの記事
-
- スタッフブログ
-
- スタッフブログ,肘のスポーツ障害,記事
Facebookからコメントする