ランニングのたびに足が痛い!その原因アキレス腱かも!?
2016/09/30カテゴリー:ふくらはぎのスポーツ障害,ふくらはぎのスポーツ障害,スタッフブログ,ブログ
長時間歩いたり、スポーツをしていてアキレス腱付近が痛くなった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
アキレス腱が切れているのでは…と心配して病院に来院してみると
「骨にも異常は無いし、アキレス腱もけれてはいません。アキレス腱付近の炎症ですね」と言われる場合も多々あります。
今回は、アキレス腱付近の痛みの症状の1つをご紹介します。
【アキレス腱滑液包炎】
アキレス腱は踵骨(しょうこつ)に引っ付いているのですが、そこの引っ付いている付近で痛みが出る症状が【アキレス腱滑液包炎】です。
痛みは赤マルで囲んでいる付近にでます。
実は、アキレス腱自体に炎症が起きて痛みが出ているのではないのです。
??滑液包…関節運動の際に組織と組織の摩擦を少なくするために役立っています。
発生機序
長時間の歩行や、スポーツにより滑液包とアキレス腱が摩擦を起こして痛みが出る。
または、靴がキツくて圧迫された状態で運動を行う事により痛みがでる場合もあります。
従来は欧米人に多く発症していましたが、最近は日本でも頻繁にみられています。
症状
①アキレス腱付着部の圧痛、歩行時痛
②不適合な靴により症状が増悪する場合がある
③アキレス腱付着部に親指ぐらいの腫瘤を認める場合がある
治療法
まず痛くなった時には、安静にしてアイシングを施す必要があります。
キツイ靴を履いている方には、自分に合った靴を履くようにしましょう。
痛みが落ち着くと、ふくらはぎの柔軟性を高めていく必要があります。
足の痛みを放っておくと、歩行が困難になり症状も悪化していく可能性が高いです。また、かばいながら歩いてしまうためいろいろな所が痛くなってきたりします。
悪循環にならないよう、早期治療をしていきましょう。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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