皮膚は内臓の鏡! 〜しみ編〜
2015/04/02カテゴリー:おすすめ美容情報,スタッフブログ
【しみ】
どんな状態?
皮膚にできた褐色や暗褐色の色素沈着のことで、老人性色素斑や肝斑など、いくつかの種類があります。シミの正体は、皮膚に存在するメラノサイト(色素細胞)が作り出すメラニンです。
メラノサイトは紫外線や炎症の害から皮膚を守るため、メラニンを作ります。ところが、メラニンの産生が過剰になったり、皮膚のターンオーバーが遅れて排出されなかったりすると、メラニンが皮膚に溜まり、しみとなるのです。
治療法は?
レーザーや光、高周波などを使った治療や、ビタミンAやビタミンC、ハイドロキノンなどによる薬物治療が広く行われています。ほとんどのケースは保険が使えないため、自費治療となりますが、一部のしみは健康保険が適応されます。
漢方では、しみは「血」の滞りや不足による血行不良で生じるとされており、「血」の状態を改善する漢方薬などが、その人の体質や症状など診断して用いられます。
ワンポイントアドバイス!!
日焼け止めなどで紫外線を防ぐことが重要。
ビタミンCが豊富に含まれる野菜やくだものも積極的にとりましょう。
しみの方におすすめの漢方!!
○桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
月経障害(月経困難症、月経痛、月経不順)、更年期障害(頭痛、めまい、のぼせ、肩こりなど)、打撲傷、冷え症、しもやけ、しみ、肩こり、めまい、頭重、痔、じんましん肩こり、めまい、のぼせ、頭痛頭重、足冷えなどの”お血(おけつ)”の症状がある。下腹部の膨満と圧痛、月経障害、または更年期障害を伴う。
○桂枝茯苓丸加?苡仁(けいしぶくりょうがんかよくにん)
尋常性ざ瘡(にきび)、手足のあれ、しみ、月経不順、血の道症、子宮筋腫にきび、しみ、手足の荒れ、子宮筋腫などがある。肩こり、めまい、のぼせ、頭痛頭重、足冷え、下腹部の膨満と圧痛、月経障害などを伴う。
○四物湯(しもつとう)
産後・流産後の疲労回復、冷え症、しもやけ、月経不順、月経痛、血の道症、しみ、更年期障害、貧血血色が悪い冷え症の人で、月経障害、産後不調、貧血、冷え症、更年期障害などがある。皮膚枯燥(乾燥して、つやがない)を伴う。胃腸障害はない。
○当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
月経不順、月経痛、月経困難症、不妊症、習慣性流産、産後・流産後の不調、更年期障害、貧血、めまい、むくみ、倦怠感、頭痛、腰痛、足腰の冷え、にきび、しもやけ、しみ、慢性腎炎筋肉が弱く、足腰が冷えて、むくみやすい、貧血ぎみの虚弱者であり、婦人科疾患(月経障害、不妊症、更年期障害など)がある。疲労倦怠、めまい、頭重、肩こり、腰痛、動悸、痔などを伴う。
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参考文献:お肌の漢方バイブル
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監修 鍼灸師 小林愛弥
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