野球で肩を痛めている方に非常に多い症状のご紹介です。
2018/03/27カテゴリー:ブログ,スタッフブログ,記事,トレーニング,投球障害,肩のスポーツ障害,骨折
こんにちは!(^^)!
鍼灸整骨A.T.NAGASHIMAの元田です!
今回のブログは、野球を行っていて肩に痛みが出ている方に是非ご覧になって頂きたい症状のご説明します。
●肩をトップの位置まで上げたら肩に痛みが出る
●リリース時に痛みが出る
このような症状でお悩みの方が多い、『肩関節唇損傷(SLAP損傷)』のご説明を致します。
SLAP損傷とは?
肩関節には「肩関節唇」と呼ばれる軟部組織が存在し、受け皿の役割を担って関節の安定性を高めています。
またその関節唇には上腕二頭筋という力こぶを作る筋肉が着いているので、それに引っ張られて剥がれてしまったり、腕の骨が当たって傷ついてしまう事をSLAP損傷といいます。
どうやって起こるの?
一般的には外傷性とスポーツのオーバーユースによるものに分けられます。
[外傷性のもの]
- 手をついて転倒した時
- 急に腕を引っ張られたとき
- 肩関節の(亜)脱臼
など、これらが引き金となって起こります。
[スポーツによるオーバーユース]
- 野球での繰り返しの投球動作
- バレーボールでの繰り返しのアタック
- バドミントンでの繰り返しのスマッシュ
等、繰り返しのオーバーヘッド動作で起こります。
当院での治療について
関節唇損傷疑いの場合、整形外科的テスト法を行います。
一番代表的なテスト法のご紹介をします。
(オブライアンテスト)
@患者様は、小指を天井に向けて頂きます。
Aスタッフが腕を下に抑えるのに対して、患者様は逆らうように腕を上げていきます。
この時に痛みが出現した場合、関節唇損傷を疑います。
他にも、様々な整形外科的テスト法を行い関節唇損傷の有無を確認していきます。
関節唇損傷の疑いがある場合には、整形外科様にご紹介させて頂いています。
整形外科様から『肩関節唇損傷』と診断されると、運動時の痛みがある場合はスポーツ活動を休止し、炎症を抑えるために超音波や微弱電流を使用しながら治療を進めます。
また、投球フォームのチェックを行いながら下半身・背中・肩関節の柔軟性と可動域を向上させていきます。
運動時の痛みが無くなればそれで治療が終わりではなく柔軟性・可動域を確保しながら体幹やインナーマッスルの強化を行います。
関節唇損傷(SLAP損傷)は、傷ついた組織がリハビリで治るというわけではありません。
リハビリの目的として、肩関節の筋・関節の機能改善を第一として進めていきます。
関節唇損傷をされる方の多くは、肩甲骨から上腕骨についている『腱板』という筋群の機能低下が関与しています。
筋機能を改善させることで、関節の動きがスムーズになり結果的に痛みが出にくくなります。
【腱板トレーニング】
他にも様々な腱板トレーニングがあります。
患者様の症状の状態を見てからトレーニング方法も変えていきます。
筋機能の改善と共に行っていかないといけないのが『動作の改善』です。
例えば、『洗濯物を干すときに痛い』・『ボールを投げた時に痛い』というのであれば、その動作時に肩にストレスがかかっている事が予想されます。
肩に対し、ストレスが在り続ける限り、筋機能を改善したとしても痛みが誘発されてしまいます。
当院では、競技復帰時に痛みが再発しないようにトレーニングを行い再発予防+競技能力アップを目指して施術していきます。
〒573−0027
大阪府枚方市大垣内町2−8−22シンエービル1階
TEL072−894−8662
京阪枚方市駅から徒歩5分
『鍼灸整骨A.T.NAGASHIMA』
当院公式LINEもあります。
何かお困りの事や、ご相談がありましたらLINEからでも可能です!(^^)!
お気軽にお問い合わせくださいね。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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