ジュニア期で膝が痛い人、要注意!!長年悩まされるオスグッド・シュラッター病
2018/08/04カテゴリー:ブログ,スタッフブログ,記事,膝のスポーツ障害,膝痛
こんにちは!
鍼灸整骨A.T.NAGASHIMAの沼です。
熱中症対策で水分補給はこまめに取れていますか?
学生さんたちは夏休みで練習量も多くなるので体調管理も気にしながら練習しましょう!!
本題に入りますが、、、
今回、紹介するのは『オスグッド・シュラッター病』についてです。
発生機序
成長期に多く、10歳前後から高校生によくみられる膝の痛み、、、
お皿の下にある脛骨粗面という脛骨(スネ)の一部が?がれてしまう障がいです。
成長段階の子供の骨は軟らかく完成していない力学的に弱い時期に大腿四頭筋(太もも前の筋肉)の収縮で繰り返しストレスが加わることで発症し軟骨部分が?がれ日常生活やスポーツ活動で支障をきたします。
主にスポーツしている男子に多いですが、最近では女の子にも起こりやすい報告も受けています。
症状
大腿四頭筋を強く収縮される動作に、お皿の下にある膝蓋靭帯付着部(脛骨粗面)が痛みを訴えることが多く
・動作時痛→ランニング、階段昇降
・安静時痛→症状悪化で
・脛骨粗面部の圧痛
・熱感
・腫れ感
運動量が増加する時期にオスグッドはなりやすく、オーバーユース(使い過ぎ)で膝に痛みが出ることもありますが、
原因は下半身の柔軟性が低いことが要因とされています。特に大腿四頭筋の柔軟性低下により引き上げられる作用が関与しています。
スポーツ活動を一時的に中止すると痛みが和らぎますが、同じ身体の状態で始めると痛みは再発します。
走る動作が多い陸上競技の長距離、短距離、マラソンランナー、ジャンプや走る動作が多いバスケットボール、バレーボールなどもあります。その他にも、野球の練習中で体力をつけるためのランニングやサッカーのようにキックする動作でも多く発症します。
これを繰り返すと思う存分プレーできず、パフォーマンス低下にも繋がってきます。大事な試合で100%の力を発揮できずに悔いを残さないようにするためにすることが重要です。
治療
初期でお皿の下付近が炎症・熱感がある場合は、アイシングを行います。
炎症が取れた後には、大腿四頭筋や股関節周りの柔軟性を出していきます。
ウォーミングアップの時は、筋肉の柔軟性が上がるようにストレッチングなどを行っていきましょう。
クールダウンではストレッチで固まった筋肉をしっかり伸ばし、アイシングで炎症を抑えます。
※ 〈太もも前ストレッチ〉
当院では、オスグッドが悪化しないための柔軟性獲得や筋力強化と伴に正しい動きの再獲得を行っていきます。
再発しないために痛みがなくなってからはケガの予防を行い、ストレスとなる原因を見つけ、根本的な治療に力を入れています。
また自宅でできるセルフケアも伝え、再発しないための身体づくりをしていきましょう!
当院は整形外科の紹介も行っておりますのでご相談ください!
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監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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