【ランナー必見】走るといつも痛い膝の痛み、原因はお尻にあった!?
2017/11/24カテゴリー:ブログ,スタッフブログ,記事,ストレッチ,膝のスポーツ障害,膝痛
大阪マラソン、神戸マラソンとマラソンシーズンのなか、これからの季節ランニングをされる方が、多いと思います!
日常的にジョギングを行う方、マラソン大会に出場する方の恐れている通称“ランナー膝”
みなさん、膝の外側が痛くなったりしませんか?
“ランナー膝”と言えば、多くの方が耳にされると思いますが、正式名称は「腸脛靭帯炎」と呼ばれます。
「走り過ぎなのか?」「どうすれば治るのか?」「日常生活では痛くないのに走ると痛いのはなぜか?」などなど当院にも多くの問い合わせがございます。
今回はそんな“ランナー膝”についてご説明いたします!!
【病態】
ランナー膝はランニングによる膝関節周辺のスポーツ障害の総称で、さまざまな病態が含まれます。
“ランナー膝”は、ランニングによる膝障害の代表です。
大腿骨といわれる太ももの骨の外側に位置する靭帯「腸脛靭帯」に炎症が起こるもののことをいいます。
腸脛靭帯は太ももの外側を下降し、膝につく固い結合組織性の被膜で、股関節や膝の運動を制御する役割があり、膝が内側に入ったり、つま先が内側を向くのを防いでくれる組織です。
【原因】
腸脛靭帯と膝周りの摩擦により炎症が生じてしまうと考えられています。
特にマラソンなどの長距離ランナーに好発しますが、他にバスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエ等にも発症します。
ランニング動作は歩行動作とは違い、膝の屈伸運動が素早く繰り返され、また衝撃の吸収などが必要になる事からも歩行以上に大きな負担がかかります。
その他の原因として
・過剰なランニング時間・距離
・柔軟性不足
・ウォームアップ不足
・休養不足
・硬い路面や下り坂、硬いシューズ
・下肢アライメント(内反膝)
などが挙げられます。
【症状】
・ランニング時、ランニング後に膝の外側に痛みが生じる(初期では休むと痛みは消失)
・太ももの外側を押すと痛みが生じる
・膝の外側が熱い
などがあげられます。
【治療】
腸脛靭帯炎は保存療法(手術はせずに安静やマッサージ、運動療法を行うこと)が原則です。
リハビリとしては、患部のアイシングやおしり周りのストレッチ・マッサージ・筋力トレーニングを行います。
さらに超音波などの物理療法を行い、回復を早めていきます。
腸脛靭帯炎は、いったん症状が出現すると、簡単には消失しないので発症初期の決断、適切な休養期間が大切です!
普段と反対回りのトラック走行を練習に取り入れることで左右差が無くなり腸脛靭帯炎などのケガの予防にも繋がります。
キチンと治療しておかないと、日常生活にも痛みが出る可能性があるので早期の治療をオススメします。
☆オススメのストレッチ☆
(お尻のストレッチ�@)
→座って足を組み自分のカラダの方へ足を引き寄せます。
腸脛靭帯は自分でストレッチするには少し伸ばしにくい固い組織です。
自分でケアする方法としては太ももの外側にテニスボールをゴロゴロ押し当てたり、腸脛靭帯と繋がっているお尻の筋肉をストレッチすることがオススメです。
他にも脚のストレッチは腸脛靭帯炎に有効な治療法です。積極的に行いましょう。
監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰
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